よくある賃貸トラブルFAQ 契約・トラブル関連 学生の部屋探し

自分でできる原状回復

 自分の故意・過失・善管注意義務違反などで、原状回復責任がある場合、何の対策も立てないで、家主からいくら請求されるのかをひやひやしながら待つのではなく、まずは、請求そのものを予防するための努力を行ってはどうでしょうか?

 ふつうの家主であれば、汚れていたり、壊れていなければ、借主に多額の費用を請求することはないはずです。だからこそ、トライしてみる価値があるのです。

 

A)       基本清掃

 まず、布やはたきでほこりを払ってから、汚れのある部分は、住宅用の洗剤を薄めて、水拭きします。

洗剤でなかなか落ちない汚れについては、汚れのある部分に洗剤をスプレーし、その上から汚れを覆うように台所ラップを貼り付けておきます。しばらくしてからラップをはずして、雑巾などで拭き取れば、比較的簡単に汚れが落ちます。

B)       フローリング

 フローリングの浅い引っかき傷は、筆ペンタイプの「住まいのマニキュア」(建築の友)などの傷隠しペンが便利です。少し深めの傷は、フローリング補修用のクレヨン等で補修し、その後にフローリングワックスを塗っておきます。

フローリングに穴があいているような場合には、汚れをきれいに落としてから、木工用の補修樹脂(エポキシパテ木部用・かくれん棒木部用)を埋め込み、ある程度固まってきたらカッターで平らに削り取り、乾燥したら絵の具などで色の調整を行います。(エポキシパテ木部用の方が硬化時間が10分程度あるので初心者にも使いやすいようです)
 本格的に補修を行う場合には、次のようなグッズがおすすめです。
床・家具の簡単補修キット!ハウスドクターキット床・家具の簡単補修キット!ハウスドクターキット
おすすめ度 : 9800円
コメント:★住宅業界のプロも使用している木質フロア・家具用補修材を家庭用に改良した補修キットです。 ★木製品についたさまざまなキズを家庭用に改良した電池式ヘラを使用して補修を行います。 ★スティックを混ぜ合わせて色を作り出すことが出来ます。

へこみがある場合には、カッターで2ミリほどの深さに板を貼ってから埋め込むようにするほうがうまくいく場合が多い。

C)       柱などの木部の釘穴

 接着剤をつけたつまようじを穴につめ、穴から出た部分をカッターナイフなどで切り取り、見えている部分を平らにします。つまよう枝では細すぎるような穴は、割り箸を使います。

D)      柱の小さな傷など

 柱についた小さな傷やへこみの場合は、水で絞った布を当てて、上から中程度の温度のアイロンで温めると、木が膨らんでへこみや傷が目立たなくなります。

E)       クレヨンなどの落書き

 落書きの上に布を当てて、低音に設定したアイロンを押し当てるようにします。アイロンの熱でクレヨンが溶けて布に汚れが移ります。ある程度取れたら、洗剤やソフトクレンザーなどを混ぜた布で拭き取ります。

F)       シールの跡

 木部などについたシールは、シールから20センチくらい離してドライヤーで温め、シールの接着面に熱風を当てながらシールを引っ張れば、簡単にはがせます。シールの跡が残っているような場合には、布切れにマニキュアの除光液を含ませて拭き取ります。

G)      畳のしみ・黄ばみ

 洗剤をつけた歯ブラシでたたくようにし、油分のしみの場合には、アルコールをしみこませた布で拭き取るようにします。

 畳の黄ばみは、みかんの皮があれば、それで煮出し汁でつくり、雑巾を煮出し汁につけ、固く絞ってから拭きます。オレンジピーリングを含んだ洗剤も同様の効果があります。

H)      畳の焼け焦げ

 タバコの火を落としたりして、畳に焼け焦げを作ってしまった場合には、サンドペーパー(240番)などの目の細かなもので、畳の目に沿って軽くこすり、その後、ささくれ立っている部分には、筆に木工用ボンドを水で薄めたものを塗っておくと、ほとんど目立たなくなります。

I)         カーペットのしみ

       水溶性の汚れ(しょうゆ、ソースなどの調味料、ジュース類、タバコのヤニ、血液、尿など)

 水(お湯)と洗剤を使って汚れを落とします。

       油溶性の汚れ(油脂、灯油、ラッカー、マジック、油性インクなど)

 ベンジンやマニキュア除光液などの溶剤を使って落とします。しみこんだ汚れには、クリームクレンザー等でこすり落とすようにします。

       水溶性+油溶性の汚れ(ドレッシング、マヨネーズ、アルコール飲料など)

 まず、溶剤を使って油溶性の汚れを取り、次に洗剤を使って、水溶性の汚れを取るようにします。しみこんだ汚れはクリームクレンザー等でこすり取るようにします。

       チューインガム

氷を入れたビニール袋をチューインガムに当てて冷却します。ガムが固まったら、へらなどでこそげ落とすようにし、残った分はベンジンで拭き取ります。

J)        カーペットの清掃

 重曹(薬局などにあります)を直接振りかけてから2時間ほど放置し、その後、掃除機で吸い取るようにすると、いやなにおいが取れます。

 カーペットの表面は、ぬるま湯に重曹を溶かしたものに古いタオルを浸して、固く絞ってからこすり拭きします。

 カーペットに絡みついた髪の毛などは、たわしで毛足に逆らってブラッシングした後に、ガムテープで浮き出たゴミを取っていきます。キッチン用のゴム手袋で絡みついたゴミをこすってもゴミを取ることができます。

K)      カーペットのへこみ

 水で絞った布を当てて、上から中程度の温度のアイロンで温めると、繊維が膨らんでへこみが目立たなくなります。湿っている間に、ブラシで気を起こすようにすれば、へこみがさらにわかりにくくなります。

L)       カーペットの焼け焦げ

 まず、焼け焦げた部分をカッターで削り取ります。その部分に、カーペットの目立たない部分で、カッターを寝かせるようにして集めたカーペットの繊維を木工用ボンドを使って埋め込みます。

M)     クッションフロア

 住まいの強力洗剤を塗り、数分経ってから、タイル用のブラシで円を書くようにこすります。あとは、ぼろ布などで拭き取り、最後に乾いた布で拭いておきます。

 クッションフロアのめくれは、ドライヤーの熱風で温めて、クッションフロアを柔らかくしてからゴミやほこりを取り除き、新しい接着剤(木工ボンド、ジョイントコーク、シリコンコーキング等)で貼り直します。しばらくは重しを乗せておきます。

 小さな傷は、ほこりや油などを取り除いた跡、傷の周りにマスキングテープを貼り、傷のある部分に木工用のパテ(チューブに入ったエポキシ樹脂剤)を埋め込んでしばらくおき、固まったところでカッターで平らにし、最後に、オイルステンなどでクッションフロアと同色に着色します。

N)      壁のクロス

 ブラシを使って汚れを取るようにします。クロスの端がめくれ上がっている場合には、壁紙用の接着剤(アクリル系シール剤)で補修することができます。汚れを落としてから接着剤をつけてください。押しピンの跡は、市販の「穴埋め剤」で埋めることができます。

O)      浴室

       浴槽・浴室の壁

 洗剤をつけてしばらく置いてから汚れを落とすようにしますが、クレンザーなどを使うと傷ついてしまう恐れがありますので注意してください。

       洗面台

 粉石けんやソフトクレンザーをスポンジなどにつけてこすりますが、あまり強くしすぎると傷つく場合がありますので注意しましょう。歯磨きを使っても、きれいになります。

 洗面台が陶製の場合、ナイロンたわしでも傷ついてしまう場合があるので注意しましょう。

P)       キッチン

       換気扇

(1)     シンクにお湯を入れて洗剤を混ぜ、30分以上つけておきます。油汚れが洗剤液に溶け出すので、あとはスポンジなどで軽くこすります。

(2)     取り外せないものは、割り箸やヘラなどで、こびりついた油汚れをこそげ落とします。

(3)     洗剤をつけてしばらく置き、布で拭き取るようにします。

       流し台

(1)     ソフトクレンザーをつけたスポンジなどでこすり落とします。

(2)     サラダオイルを少し含んだ布で磨くと光沢が出ます。布の代わりにレモンの皮でも代用できます。

       レンジ

(1)     60度くらいに熱した、洗剤を入れたお湯に、バーナー、五徳、受け皿などを漬けてしばらくおきます。

(2)     お湯から引き上げてから、歯ブラシで汚れをこすり落とすようにします。

(3)     それでも落ちない汚れは、スチールたわしにソフトクレンザーをふりかけ、傷がつかないように落とすようにします。

       キッチンの壁の油汚れ

(1)     ペーパータオルを壁に当て、そこに薄めた中性洗剤を霧吹きなどで吹き付けてしばらく置いておきます。

(2)     その後、拭き取れば、汚れがきれいに取れます。

       ステンレスの錆

還元系の漂白剤か、酢とクリームクレンザーを混ぜたものでこすります。(キッチンシンクにぬめり取り剤を置いておくとさびる原因になりますので注意してください。)

       排水口のつまり

重曹をふりかけ、しばらく置いてから、上から熱湯を注ぐようにします。

       接着剤フック

 接着剤フックは、酢をしみこませた布をフックと壁の隙間に当てて、ナイフなどではがすとうまく取れます。残ってしまった接着剤の後は、シンナーで拭き取ります。

Q)      トイレ

 漂白剤やソフトクレンザー、粉石けんなどを混ぜたものを塗りつけてしばらく置いた後、ブラシでこすります。なお、塩素系などの薬品を使う場合は、危険が伴いますので、注意事項を必ず守るようにしてください。

R)       ドアのがたつき

 ドアのがたつきの原因をはっきりさせなければなりませんが、ねじが緩んでいる場合には、ねじを締めることが先決ですが、ねじ穴が大きくなってしまった場合には、つまよう枝等を木工用接着剤で穴に埋め込み、穴が小さくなってからねじを締めます。

S)       窓ガラス

 窓ガラスの汚れは、新聞紙が便利です。バケツに水を入れ、新聞紙を浸して、窓ガラスに新聞紙を貼り付けてしばらく置きます。その後、新聞紙で汚れをこすり取るようにし、最後に乾いた新聞紙で拭き取ります。

 こびりついてしまったハトの糞などは、少し湿らせた後、使用済みのプラスティックカードなどでこすり取るようにするときれいに取れます。

 網目入りガラスのひび割れは、ほとんどの場合、自然に発生するもの(原因の詳細などについては、「よくある賃貸トラブルFAQ」の「退去時のトラブル」の「修繕費用の借主負担」(http://chintaifaq.net/taikyoji-trouble.html#408)を参考にして、退去時に説明できるようにしておいてください。

T)       網戸

 小さな穴が開いている場合には、網戸補修用のシールやテープを貼っておけば目立ちませんが、ちょっと大き目の穴の場合には、穴より大き目の網を買ってきて、穴の周りを少しほどいてから、網を当てながら目立たないようにします。それより大きな穴がある場合には、張替えしなければなりません。

U)      バルコニー

 ほうきとちりとりでゴミを取り、後は水を流しておきますが、排水口にゴミが詰まっていれば、重曹などをふりかけ、お湯を流してつまりをとるようにします。